せこい戦い

2004年9月15日 旅行
国際線の飛行機でのうれしい出来事と言えば、予期せぬビジネスクラスへのアップデート。
実に貧乏人らしい喜びで恥ずかしいのだが、嬉しいものは嬉しいので仕方が無い。
ぎゅうぎゅうのエコノミーを覚悟して飛行機に乗ったら、突然王侯貴族のような待遇に変わる幸せ。
「格安料金しか払ってないのに、高いお金を払った人たちと同じサービスを受けられる」という卑しい優越感もあるだろう。
もちろん今回の旅行でもこの輝かしい戦果をあげるべく、戦いに望む(?)ことにした。

まず第一の可能性として考えられるダブルブッキングであるが、これは運しだい。今回は残念ながらイベント発生せず。
次に座席が壊れているトラブル。これも以前経験有り。確かユナイテッド航空だと思うが、リクライニングが壊れていたことがあって
その時は客室乗務員のお姉さんがあっさりビジネスに連れて行ってくれたものだ。
そして今回の飛行機で、なんとリクライニングのボタンらしきものが座席にめり込んでいて明らかに機能しないことが確認された。
しかし、ここで慌ててはいけない。第2の条件として飛行機が満席でなければならないのだ。空席があるようなら、その席に移されて終わりだ。
だが周りを見回すと、どう見ても満席くさい。しめた、と乗務員を呼びつける。
だが、残念ながらこのボタンはリクライニングではなく、腰に当たる部分を凹ませるというどうでもいい機能を働かせるボタンだったことが判明。
リクライニングボタンは左側にちゃんとついていた。
それでも、よほどのデブだったらうまく交渉できたかもしれないが、我々では乗務員の「満席なのでご了承下さい」攻撃を防ぐ手立ては無かった。

こうして、ビジネスクラスを巡る静かな戦いは終わりを告げたのである。

ボルネオ旅行

2004年9月12日 旅行
9月7日〜11日 ボルネオ島(マレーシアサバ州)に夫婦旅行へ行ってきました。
毎年のように海外旅行に行っていたのに、実は夫婦二人で行くのは初体験でした。
飛行機に乗ってから何か違和感を感じて初めて気がつきました。

なんでボルネオかと言えば、安かったから。
最初ヨーロッパに行こうと思ったけど、やっぱり高かったし、日程ぎりぎりだといいホテルもとれない。
次にハワイにしようと思ったけど、どうせなら行った事無い場所がいいだろうということで、
ボルネオ決定。ハワイより安く、高級リゾートホテルに宿泊できるのも魅力。
HISのフリーツアー(航空券とホテルのみで自由行動のツアー)にしました。国内旅行より格安です。

飛行機はマレーシア航空。全席モニターつきでエコノミーでも快適。
映画も多チャンネルで観れるし、スーファミのエミュレイターまでついてる。
映画二本観てスト?とファイナルファイトが遊べれば6時間などすぐでした。

さて旅行の内容と感想を箇条書きに。

・飯が美味い
ハワイに勝っている点その1。何食っても美味くて安いです。
マレー料理はカレー、焼き魚、チャーハン、焼きそば、その他よくわからない物。
ショッピングセンターのフードコートで、皿に好きなだけ盛って165円で腹いっぱい。
中国人が多いせいか中華料理も安くて美味いです。
イスラム国なので酒を出す店が少ないのはやや寂しいです。

・日本人が少ない
ハワイに勝っている点その2。異国気分が楽しめます。観光客はヨーロッパ人中心。
西欧人はなぜか皆プールサイドで読書をします。真似してやってみましたが寝てしまいました。

・近い
ハワイに勝っている点その3。直行便で5時間半です。なお我々はクアラルンプール経由でしたので、全然勝っていません。直行便は月曜と木曜だけです。あと時差が無いのもデカイ(1時間のみ)

・シュノーケリングおもろい
シュノーケルを装備して、サンゴ礁の海を漂います。ボルネオの近島であるマヌカン島とサピ島に行きました。
マヌカンではアジみたいなオカズ系の魚が群れでいました。サピは海が透明で、魚の種類が豊富。
サンゴ礁も初めて間近で体験しましたが圧巻でした。
私は怖がりなので、海が急に深くなっている場所を見て、その吸い込まれそうな様に畏怖の念を抱きました。
ダイビングは怖くてできそうにありません。
世間で人気のカクレクマノミも見つけました。住処のイソギンチャクに近づくと、親魚が健気に巨大な人間を追い払おうとします。

・街は汚い
ハワイを越えられない壁があるとすれば、やはり街。
アジアらしい雑然とした味があっていいのですが、ろくに歩道もないので散策するのも疲れます。
マーケットで真珠のアクセサリーを買いました。日本の田崎真珠みたいに真丸ではなくお饅頭みたいな形の真珠ですが、激安。値段交渉も旅行の醍醐味ですね。
しかしうざい物売りなどもおらず、住人も人の良さそうな印象でした。
特にムスリムスタイルの女性は皆いい人に見えるのはなぜだろう。

・ホテル
ホテルの名前はネクサス・リゾート。街から遠いのがネックですが、いいホテルでした。
プライベートビーチが最高で、綺麗な砂浜が何キロも続き、夕日で雲、海、浜辺が染まっていくのは映画の様。
そんな素敵なビーチに人がほとんどいないのです! 周囲1キロ四方人ゼロ。
この体験だけでも行った価値あり。

・自然
ほんとはいろいろ観たかった。オランウータンとかラフレシアとか。
"ハワイに勝っている点その4"としたかったのですが、時間がなくて具体的な体験ができなかった。
また行くとしますか。今度は子連れだといいなあ。

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モルダー辞任

2004年8月31日 日常
本日モルダーが会社を辞めました。
会社の後輩なんですけど、モルダーに似てると言い張って私があだ名をつけました。
後輩に無理やりあだ名をつけるなんて先輩風を吹かせたパワーハラスメントも甚だしい。そういう風潮を馬鹿にしてたはずなのに、自らその愚を犯していたとは恥ずかしい限りです。
でも、はっきりいって似てないんで、まったく浸透していませんでした。
社内でもなかなかいないナイスガイだったモルダー。
次のステージでも、十分に能力を発揮して成功してほしいな。

何かうまいこと書こうと思ったけど、原作あんまり観たことないので書けなかった・・・。

8月16日の日記

2004年8月16日 日常
私が毎朝せっせと降り立つ新宿駅は、ご存知乗降客数世界一。当然通勤時の混雑は半端じゃない。そんな新宿駅の自動改札口で毎朝のように鳴り響く不愉快な警告音。
そう、「この切符は乗り継ぎですよ、駅係員にお申し出ください」というメッセージの込められたブザーだ。そんな改札機を見てみると、たいてい切符が取り出し口から無様にはみ出し、持ち主が強引に突破したことを雄弁に物語っている。つまりキセルの発生だ。しかし、その切符の持ち主が犯した罪はただのキセルではない。そもそも世界一混雑する駅に殺到する乗降客達はただの人達ではない。悩みやストレスを抱えたビジネスマンの群れなのだ。そんな狼たちが鈴なりになって押しかけた一つの改札口が、心無いキセルマンの強行突破でふさがれてしまった時の失望を想像して欲しい。信じていた列の前の人物に裏切られた苛立ち、自分勝手な社会への苛立ち、たまたまババをつかまされてしまった不運に対する苛立ち、いっそ自分も突破してしまえばいいのにその場は舌打ち一つですごすごと群れの中に引き返す無力感への苛立ち。まだ仕事も始まっていないのにストレスがいや増そうかというものだ。朝のキセルマンの罪は重い。そのために生じたストレスは罪無きビジネスマンの生命をも蝕むかもしれないのだ。

ところで私はといえば、まだ一度もそんな経験がない。
今朝すごく悔しそうにしていた人を見かけたので、自分が当たったらどんな気持ちになるか想像してみた。
案外、「ふーん」で終わるかもしれないな。

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ひさしぶりにドイツの名作カードゲーム「6ニムト!」をプレイした。しかも会社で。いい会社だ。

決して男と男の意地を賭けて戦うような大げさなゲームではないが、グループが短時間でちょっと楽しむのには最適。

このゲーム、ルールは単純明快なので誰でも秒で理解できる。そのくせ、非常にエキサイティングな展開になる構造となっていて、必ず盛り上がること請け合い。
真のゲームデザイナーなら、このようなゲームを作ってみたいものだ。

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8月8日の日記

2004年8月1日 日常
アクセス表示を見ると、私の期待通り「スイカップ画像」で検索して来ている人がいて面白かった。まあ、わざとやってるのかもしれないけどね。

ところで、今日は神奈川新聞主催の花火大会に行ってきた。
しかも群集ひしめく下界を見下ろす特等席で!
小市民がつかの間味わう王者の気分ってやつでしょうか。

肝心の花火も私の一生で見た花火の中で最高。
これぞ芸術と呼ぶにふさわしいのではないか。

故郷の町の花火大会も良かったけど、圧倒的予算の差はやはり大きい。ただ故郷の町の花火大会は、スポンサー名を仕掛け花火で表現していたのが面白かった。この趣向はなかなか遊び心にあふれていて、誇ってもいいんじゃないかな。

7月29日の日記

2004年7月29日
ここ数日、くそ暑い中、外回りの営業活動をしている。

いやー、楽しいね。

営業のテーマは割と深刻なので、楽しいとか言ってはいかんのかもしれないが、楽しいものは楽しい。

内勤続きで、普段は同僚としかコミュニケーション活動をおこなっていなかったため、初対面の人々と緊張感を持って話すという行為に新鮮な快感を感じたのかもしれない。
また単純に、知らない駅や知らない通りを訪れるのが楽しいのかもしれない。別に寄り道をしているわけではなく、目的地の途中の商店街や人込みを歩くだけでも発見がある。
30歳にして、らっきょが転がっても楽しい、という松本伊代的心境なのか? 自分でもよくわからない。

でも毎日やってたら流石に飽きるだろうな・・・。

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「驚異の大恐竜博」を観に行った。
見所はたくさんあったけど、特に印象的だったのはまずプシッタコサウルスの親子。プシッタコっていう恐竜はオウムみたいな顔をした、いかにも肉食恐竜の餌食になりそうな温和そうな恐竜。そのプシッタコ親が20匹の子供たちといっしょに埋もれ死んだ化石。ロマンである。そして、その横にはリアルな彼らの再現モデルが置いてあるのだ。この演出には感心した。

下世話なところでは恐竜の交尾を再現した化石が置いてあった。
この化石を組み立てた中国人がよほど遊び心がある人らしく、メス恐竜の手の開き具合と顔が最高。必見です。

私の好きな恐竜はやはりトリケラトプスなどの角竜。残念ながら化石はほとんど置いてなかったが、かっこいい再現モデルが充実していた。写真撮りまくって満足、満足。

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7月8日の日記

2004年7月8日

日本では「大食い」が社会現象となり、関連番組も乱立したが、死亡事故をきっかけに消えて久しい。業界からは「もう“みそぎ”も済んだのでは…」の声も上がり始めた。


同じことを考えている人は結構いたみたいで、この機運を高めていけば本当に復活するかも。

前もちょっと書いたけど、昔から私は映画や漫画でも食事シーンが大好き。
漫画ではやはり藤子不二雄Fがいいですね。ドラえもんにでてくる食事シーンなんて名場面が多いですよ。「きんつば」っていうお菓子、私はいまだに食べたことないですけど、のび太とドラえもんがうまそうに食ってたなあ。もちろん千と千尋の一番好きなシーンは両親が豚になるところ。

フードイン!

2004年7月6日 TV
 

米独立記念日の恒例行事のホットドッグ早食い競争が4日、ニューヨークの観光地コニーアイランドで行われ、日本の小林尊さん(26)(長野市出身)が制限時間12分間で53個半を飲み込み、4連覇を果たした。

 小林さんは、2002年に自らうち立てた50個半という世界記録も更新した。

 また、初出場の白田信幸さん(25)が38個で2位となった。
 


このニュース、なにがビックリって小林が白田に勝ってるという事実です。あのフードバトル最終回における決勝のカレー対決。ジャイアント白田の圧倒的強さに感動したものです。
ほんとに面白い番組だったなあ、フードバトル。
食べるとき「フードイン!」、食べ終わったら「フードアウト!」ですよ。この微妙に"ダサいんだけど格好いい"センスがたまらないね。当時大食い番組も乗りに乗っていました。新年テレ東の番組にTBSが同じ時間にぶつけてくるというゴタゴタもありました。小林君はプロ宣言をして、大食いの団体を作ったとか。
フードファイターたちはそれぞれ大食いを生業としていくビジョンを持っていたにちがいありません。
しかし、真似した中学生に不幸な事件が起きてしまったためブームはあっけない終焉を迎えました。
なんと脆い日本大食い市場だったのでしょう。テレビ局はあっさり彼らを切り捨ててしまったのです。しかし、彼らはたくましくアメリカで活躍していたのです。応援しようではありませんか!
そもそも、もうほとぼりが冷めた頃でしょう。このニュースをきっかけに、年末にでも大食い番組が復活するのを待ってるぜ!

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今月のオススメ

2004年6月27日 日常
今日はサークルの会合へ。
このサークルでシステムエンジニア、フリーター、不良中年、銀行屋の人と知り合いになった。
会社や日常生活では付き合う機会のない人々と知り合いになれて実に面白いんですよ。馴れ合いの友人関係とはまた違い、お互いに刺激しあうことができて、人生に対する"やる気"がもりもりと湧いてくる。

というわけで、サークル活動マジおすすめ。
テーマがはっきりしていて興味があることなら何でもいいと思うけど、もちろん宗教とネットワークビジネスは論外です。自己を高めるために行ってるのに自己を失ったら元も子もありません。

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スイカップ画像

2004年6月25日 日常
実家から植木スイカ1玉届きました。
ありがたや、ありがたや。

※タイトルはgoogle検索で来た人をがっかりさせるためです。

新し物好き

2004年6月24日 日常
会社が綺麗なオフィスに引越ししまして、かなり快適な環境で働くことができるようになりました。ありがたいですね。
洋服や靴も新しいものを身に着けると気分いいもんなあ。ケチだから、めったに買わないけどね。
なんと念願(?)の「資料室」もできました。誰もいない資料室でオフィスラブを育むことが学生の頃からの憧れだったのですが、今となっては必要ないか・・・。

そういうわけで本日は新本社の屋上で記念パーティーが開催されました。
少々飲みすぎたような気はしますが、ほんと楽しかった。普段話す機会の無い人たちの、意外な面がわかったりして面白かった。

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今回はほんとにくだらない話です・・・

お笑いブームのおかげで、パペットマペットなんてキワモノもゴールデンタイムのバラエティ番組に出演しているのを見かけるようになりました。信じられないことです。まあバラエティ番組なんて完全に司会者が場を支配していて、司会者より立場が上の人意外はろくに発言もさせてもらえないので、座ってる人は誰でもいいんですけどね。
さて、このパペットマペットという芸人はあくまで「カエルくん」と「牛くん」であり、後ろの人はいるようでいない存在なのが建前となっております。ごく稀に、後ろの人の存在をネタにできるからこそ"おいしい"のです。他の人が話しかけるときもカエルと牛に話しかけなきゃダメなんです。しかし、一緒に出演している芸能人はそこがよくわかっていません。

私がもし会うことがあれば、もちろんカエルと牛に話しかけますよ。当然マネージャーさんもそうしているはずです。

5345
先日「日本映画専門チャンネル」でやってました。残念ながら途中からだったけど、なかなか面白い映画でした。

主人公(佐藤浩市)が田舎の同人サークルで書いた素人小説が、なんと直本賞候補に。会社を辞め、全財産500万円を賄賂につぎこみ、彼女を差し出し、おカマも掘られた。小説の出来もかなりいいらしい(もっとも審査員の大先生たちは誰も候補作を1本も読んでないのだが)。それでも選ばれたのは若いお嬢様が書いたエイズなんたらという小説だった。理由はいろいろあるけど、根本的には主催の出版社が、話題性があって一番ベストセラーになりそうなエイズなんたらを推していたから。

なんとなく綿矢りさちゃんを思い浮かべてしまったのは私だけではないはずだ。

実は私も文学賞までは考えなかったが、小説家になろうかと10代の頃に妄想したこともあった。それだけに、この映画を観て「やめといてよかった」と安堵したのも事実。小市民だな。
そもそも小説家になるには綿矢りさちゃんのように、とにかく書きまくらないとダメなのである。私はといえば、せいぜい大学ノート2〜3冊分で飽きていたのだ。
あとこの映画の原作者である筒井康隆が劇中の人物に言わせていたが、「SFは絶対文学賞をとれない」のである。実感と僻みの込められた、非常に説得力のある言葉である。私はといえば、小説というものはSF・ファンタジーものと当時決めつけていたのは言うまでもない。

5241
「トロイ」と「ロスト・イン・トランスレーション」を観てきました。

「トロイ」
それなりに楽しめましたが、あまりにベタすぎる展開と、いまいち盛り上がりに欠ける演出により、凡作と感じてしまいました。
CGを使った大軍シーンも今となってはまったく感動しなくなってしまいました。CG大軍シーンで「うわー、いっぱいいるなあ」と素直に感動したのはスターシップ・トルーパーズのバグの大軍だったかな?その後、マトリックスだの指輪だので見慣れてしまったわけです。今後も見せ方を工夫すれば、感動を産むことは可能だとは思いますが、残念ながらこの映画ではあまりセンスが感じられなかったなあ。

一騎打ちアクションは、まあまあかっこ良かった。

印象的だったのは、史実はどうだか知らんけど、どことなく戦争が"試合"っぽく描かれていた点。
敵味方で「今日はこのへんで戦闘やめとこか」「そうだね」みたいな問答で解散したり、会戦が終了した後に敵味方一緒になってそれぞれの兵士の死体を回収していたりと、どこかおおらかな雰囲気。

最終的には"ボロミア"がとっさに思いついた「木馬作戦」で城を落とせたからよかったものの、攻城兵器も戦術も無しに城攻めをしているのは変じゃないか?完璧に篭城されたらどうするつもりだったんでしょ。それにしても兵士が息子のために木馬を彫ってるのを見て木馬作戦思いつく、なんて最悪にベタですな。
個人的には、歴史大作に必要な「重厚さ」に欠けてたのが致命的だったかな。

「ロスト・イン・トランスレーション」
アメリカ人の視点で見た東京を舞台に、おっさんと若妻の大人の関係が描かれます。ここで言う大人の関係というのは、欲望をぶつけ合うことなく、男女が仲良くなることを指します。この映画の主人公たちはかなりいい線いってました。でも最後にキスしてたなあ。残念!まあアメリカ映画に出てくる登場人物にしてはがんばったよ、君たちは。

二人の会話シーンで多用されていた「間」が印象的でした。
また、ギャグ部分はちゃんと笑えました。特にビル・マーレイが自分の映画の日本語吹き替えを観て複雑な表情をするのが面白かった。

懸念していた(?)日本の扱いですが、おおむね好意的に描かれていました。異国のちょっと素敵な都市、といったところでしょうか。おなじみの渋谷の三千里薬品や新宿のサラ金のネオンサインは日本の名物(ドリヴンっていう駄映画でも似たようなカットがあった。東京のイメージってネオンサイン、というか夜なんだね)、若者は英語話せてグローバル化が進んでいるが、年配の人は英語がまったく通じない(たとえば医者でも)、生け花やしゃぶしゃぶ等意味不明な文化、テレビ番組は低俗で業界人はレベルが低い・・・といったことが描かれていました。

ちなみに舞台となるホテルは、毎週のように木曜日に会議に赴いているビルでしたw。窓からの眺めが見覚えありすぎ。

多少ダラダラしている部分もありましたが、見る価値はあったかな。この手の映画はあんまり観ないので、逆に新鮮だったのもありますが。とにかく外国人が観るのと日本人が観るのでは感じ方がまったく異なる映画だと思います。

5172
ホントお笑いブーム再認識ですね。テレ朝の「笑いの金メダル」の直後の「たけしの誰でもピカソ」でもやってました。
笑い飯ひさびさ見た。アンタッチャブルも出てたけど、なぜか今さらアンタッチャブルのみ「M-1決勝惜しかったですね」とか今田に言われてた。笑い飯もファイナリストなんですけど・・・。

ところで「笑いの金メダル」だけど、素人の審査で勝負させるのは見てて酷いな。どう見てもレベルが高くても、客層によっては負けてしまう時がある。おぎやはぎ選ばずに、さくらんぼブービーとか投票してる人達っていったい・・・。
実際観てる観客が決めてるんだから、それが現実だ、と言われればそれまでなんだけど、なんとももどかしい。

つまりは、おぎやはぎ好きなんで、落ちてかわいそうっていうそれだけなんですけどね。

5111
駅の南口で、うさんくさいスーツ姿の奴らが「本日開店、100円均一」とか叫んでるんだけど、行ってみると看板も何もない店で、使いまわしと思われる開店花輪だけが、わざとらしく置いてある。
しかもなぜか"店"の扉はまだ閉ざされていて、人々を並ばせている。大量に人を溜めて一気に中に入れないと何か不都合があるのか、列が列を呼ぶのを期待しているのか。
そして並んでいるのは、年寄りばかりで若い人は皆無。

これが有名な催眠商法ってやつですね。
始めはつまらない物で人を釣って、最後は知らないうちに高いものを買わされてしまうらしい。違法ではないのだが、クーリングオフをせずに泣寝入りしてしまう人も多いとか。つまりは保険屋と同じで確率商売なわけだ。催眠にかかった人の内、何割が「家に帰ってクーリングオフできる」ということを知っていて、しかもその中の何割がそれを申し込む勇気があるのか、すべて計算ずくなんだろうな。

並んでいた老人たちが、安い物だけゲットして40万の布団には目もくれず帰ってくる。そんな一枚上手な人たちであることを祈る。

5043
この映画も子供のころテレビで放映したやつを録画してもらってよく観ていたので、むちゃくちゃ懐かしくてゲット。

しかも嬉しいことに吹き替えがテレビ放映版のままでした。(リンゴ・スターが広川太一郎です)これはいい買い物しました。

いわゆるストップモーションという技法を使った恐竜映画はこれが最後となるそうです。大胆なカット割りとかできないんだけど、なんともいえない温かみが出るんだよね。この映画でストップモーションを担当したランディ・クックは「ロード・オブ・ザ・リング」でオスカー受賞しています。本作のかわいい恐竜たちがあのゴラムやオリファントにつながっていったわけですな。

ストーリーは・・・、ただのバカ映画ですので気にしないでください。

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廉価版が出たので、かみさんが買いました。

スティーヴン・キングの『刑務所のリタ・ヘイワース』を映画化したのが本作である。妻とその愛人殺しの容疑で終身刑の判決を受ける、銀行マンのアンディ。無実の罪ながら投獄されるが、決して希望を捨てず、自由を得られる明日を信じ続ける。一方、古株の囚人レッドはそんなアンディに、「刑務所で希望をもつのは禁物」だと忠告する…


この映画は万人にお勧めできる「いい映画」ですね。
これ観て何も感じない人はどうかしてます。ま、人それぞれですが。

10年前にアカデミー賞7部門ノミネートしましたが、全部「フォレストガンプ」に持ってかれたそうです。個人的にはフォレストガンプではあまり感じるものがありませんでしたのでちと残念ではあります。もっとも、私がアメリカ人だったら多分フォレストガンプの方が好きだったかもしれませんが。

何はともあれ、この映画は全部いいです(またかよ)。

"ポスター"のシーンも最高ですが、やはりモーガン・フリーマンが、ふと約束を思い出してからの「希望」が湧き上がってくる展開がたまらんですね。

ぼろぼろ泣ける、というよりもなんかニコニコしたくなってくる、そんな映画です。

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