下世話マン

2005年3月18日 旅行
帰りの飛行機の中で、「お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか?」を初めて見た。
しかも、ちゃんと医者がいた。
具合が悪くなったのは私の斜め前に座っていたおばあちゃん。もともと飛行機に積んであるものなのか、点滴セットがすぐ用意された。頭上の物入れに点滴薬の袋が引っ掛けられ、酸素ボンベも準備された。客室乗務員も酸素ボンベを初めて使うらしく、操作方法で揉めていた。
成田に着いたら、無事救急隊員がおばあちゃんを運んでいった。
それにしても医者という人々は本当にありがたい、と他人事ながら改めて思った。
下世話な話だが、どうしても気になったので調べてみた。このような場合医者には特に報酬は支払われないようだ。後で航空会社からお礼状が届くだけらしい。

出張帰り

2005年3月17日 旅行
何年ぶりかでアメリカに出張に行った。ビンラディン氏のおかげなのか、最近の手荷物検査は靴まで脱がなければならない。どんなにパリッとしたスーツで決めた紳士でも、汚い床を靴下で歩かせられる屈辱。
さらにランダムで選ばれし者達には、精密検査列が待っている。ひと一人すれ違えない狭い通路に延々並ばせられ、"センチネル?"とかいう謎の機械の中に立たされる。「トータルリコール」っていう映画に人が通ると骨まで映る機械が空港にあったけどあれみたいなものなのか? 挙句の果てには持ち物を全て開けられてパンツの柄までチェックされる。
飛行機に乗ったら乗ったでまたいろいろな屈辱が待っているが、それは散々世間で語られていることだから、この際いいだろう。

もうこのような屈辱に我々は耐えられない。

かといって理不尽なことにも、他の交通機関という選択肢は現在のところ無いのである。
どこでもドアの開発は国際的急務である、という子供じみた結論で以上チラシの裏に書きなぐった愚痴終わり。  

せこい戦い

2004年9月15日 旅行
国際線の飛行機でのうれしい出来事と言えば、予期せぬビジネスクラスへのアップデート。
実に貧乏人らしい喜びで恥ずかしいのだが、嬉しいものは嬉しいので仕方が無い。
ぎゅうぎゅうのエコノミーを覚悟して飛行機に乗ったら、突然王侯貴族のような待遇に変わる幸せ。
「格安料金しか払ってないのに、高いお金を払った人たちと同じサービスを受けられる」という卑しい優越感もあるだろう。
もちろん今回の旅行でもこの輝かしい戦果をあげるべく、戦いに望む(?)ことにした。

まず第一の可能性として考えられるダブルブッキングであるが、これは運しだい。今回は残念ながらイベント発生せず。
次に座席が壊れているトラブル。これも以前経験有り。確かユナイテッド航空だと思うが、リクライニングが壊れていたことがあって
その時は客室乗務員のお姉さんがあっさりビジネスに連れて行ってくれたものだ。
そして今回の飛行機で、なんとリクライニングのボタンらしきものが座席にめり込んでいて明らかに機能しないことが確認された。
しかし、ここで慌ててはいけない。第2の条件として飛行機が満席でなければならないのだ。空席があるようなら、その席に移されて終わりだ。
だが周りを見回すと、どう見ても満席くさい。しめた、と乗務員を呼びつける。
だが、残念ながらこのボタンはリクライニングではなく、腰に当たる部分を凹ませるというどうでもいい機能を働かせるボタンだったことが判明。
リクライニングボタンは左側にちゃんとついていた。
それでも、よほどのデブだったらうまく交渉できたかもしれないが、我々では乗務員の「満席なのでご了承下さい」攻撃を防ぐ手立ては無かった。

こうして、ビジネスクラスを巡る静かな戦いは終わりを告げたのである。

ボルネオ旅行

2004年9月12日 旅行
9月7日〜11日 ボルネオ島(マレーシアサバ州)に夫婦旅行へ行ってきました。
毎年のように海外旅行に行っていたのに、実は夫婦二人で行くのは初体験でした。
飛行機に乗ってから何か違和感を感じて初めて気がつきました。

なんでボルネオかと言えば、安かったから。
最初ヨーロッパに行こうと思ったけど、やっぱり高かったし、日程ぎりぎりだといいホテルもとれない。
次にハワイにしようと思ったけど、どうせなら行った事無い場所がいいだろうということで、
ボルネオ決定。ハワイより安く、高級リゾートホテルに宿泊できるのも魅力。
HISのフリーツアー(航空券とホテルのみで自由行動のツアー)にしました。国内旅行より格安です。

飛行機はマレーシア航空。全席モニターつきでエコノミーでも快適。
映画も多チャンネルで観れるし、スーファミのエミュレイターまでついてる。
映画二本観てスト?とファイナルファイトが遊べれば6時間などすぐでした。

さて旅行の内容と感想を箇条書きに。

・飯が美味い
ハワイに勝っている点その1。何食っても美味くて安いです。
マレー料理はカレー、焼き魚、チャーハン、焼きそば、その他よくわからない物。
ショッピングセンターのフードコートで、皿に好きなだけ盛って165円で腹いっぱい。
中国人が多いせいか中華料理も安くて美味いです。
イスラム国なので酒を出す店が少ないのはやや寂しいです。

・日本人が少ない
ハワイに勝っている点その2。異国気分が楽しめます。観光客はヨーロッパ人中心。
西欧人はなぜか皆プールサイドで読書をします。真似してやってみましたが寝てしまいました。

・近い
ハワイに勝っている点その3。直行便で5時間半です。なお我々はクアラルンプール経由でしたので、全然勝っていません。直行便は月曜と木曜だけです。あと時差が無いのもデカイ(1時間のみ)

・シュノーケリングおもろい
シュノーケルを装備して、サンゴ礁の海を漂います。ボルネオの近島であるマヌカン島とサピ島に行きました。
マヌカンではアジみたいなオカズ系の魚が群れでいました。サピは海が透明で、魚の種類が豊富。
サンゴ礁も初めて間近で体験しましたが圧巻でした。
私は怖がりなので、海が急に深くなっている場所を見て、その吸い込まれそうな様に畏怖の念を抱きました。
ダイビングは怖くてできそうにありません。
世間で人気のカクレクマノミも見つけました。住処のイソギンチャクに近づくと、親魚が健気に巨大な人間を追い払おうとします。

・街は汚い
ハワイを越えられない壁があるとすれば、やはり街。
アジアらしい雑然とした味があっていいのですが、ろくに歩道もないので散策するのも疲れます。
マーケットで真珠のアクセサリーを買いました。日本の田崎真珠みたいに真丸ではなくお饅頭みたいな形の真珠ですが、激安。値段交渉も旅行の醍醐味ですね。
しかしうざい物売りなどもおらず、住人も人の良さそうな印象でした。
特にムスリムスタイルの女性は皆いい人に見えるのはなぜだろう。

・ホテル
ホテルの名前はネクサス・リゾート。街から遠いのがネックですが、いいホテルでした。
プライベートビーチが最高で、綺麗な砂浜が何キロも続き、夕日で雲、海、浜辺が染まっていくのは映画の様。
そんな素敵なビーチに人がほとんどいないのです! 周囲1キロ四方人ゼロ。
この体験だけでも行った価値あり。

・自然
ほんとはいろいろ観たかった。オランウータンとかラフレシアとか。
"ハワイに勝っている点その4"としたかったのですが、時間がなくて具体的な体験ができなかった。
また行くとしますか。今度は子連れだといいなあ。

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